プロジェクト概要
プロジェクトリーダーの思い
七美ことぶき苑で看護師として働く傍ら、プライベートでは米、野菜、果樹、原木椎茸の栽培をさせて頂いております。野菜や果樹に関しては無農薬、無肥料、除草剤も使用せずに、土の持つ本来の力を利用した栽培方法を実践しています。
様々な農作物を作る上で、自分の生産した作物を美味しいと感じて頂ければ、また健康の為になってもらえれば生産者としても看護師としても幸せに思います。このように食の力で、自分に何が出来るかを日々考えてきました。
七美ことぶき苑の利用者様には、口から食べたいと望まれる方々のご希望に沿い、多職種と連携しながら口腔衛生や嚥下機能訓練、栄養指導に取り組んでいます。このプロジェクトを推進しこれからも取り組ませて頂く所存です。
様々な農作物を作る上で、自分の生産した作物を美味しいと感じて頂ければ、また健康の為になってもらえれば生産者としても看護師としても幸せに思います。このように食の力で、自分に何が出来るかを日々考えてきました。
七美ことぶき苑の利用者様には、口から食べたいと望まれる方々のご希望に沿い、多職種と連携しながら口腔衛生や嚥下機能訓練、栄養指導に取り組んでいます。このプロジェクトを推進しこれからも取り組ませて頂く所存です。
山田歯科医院 夏目医師による定期的な訪問診療
充実の口腔ケア用品
嚥下内視鏡検査
特別養護老人ホーム七美ことぶき苑としては初めて、利用者様への嚥下内視鏡検査を行いました。嚥下内視鏡は、鼻腔より内視鏡カメラを咽頭に挿入し、食物の飲み込みを観察し、検査結果をふまえて、今後の食事形態や食事時の姿勢を調節し、また、嚥下訓練を計画し、口から食べることをアシストします。
今回の検査結果を基に、解剖学的観点から食事に使用する道具の変更や食事姿勢について協議し、介護計画にフィードバックしました。
SPJは、これからも利用者様の食事のアシストに尽力していく所存です。
今回の検査結果を基に、解剖学的観点から食事に使用する道具の変更や食事姿勢について協議し、介護計画にフィードバックしました。
SPJは、これからも利用者様の食事のアシストに尽力していく所存です。
(2021/5/2)
3年ぶりの食事
特別養護老人ホームのような慢性期の施設においては、嚥下状態の評価が難しく、食べることが可能なのに胃瘻からの経管栄養が続けられているケースが多くあると推測されます。胃瘻造設が必要な急性期の状態を経て、回復期~慢性期と移行していく中で幾つもの病院や施設を経て経管栄養している現状が当たり前となってしまっています。
今回、食支援チームでは、胃瘻造設にて経管栄養中の利用者様が唾液でむせることはなく上手く飲み込んでおられることから、経口摂取が可能ではないかと考え嚥下内視鏡検査を実施しました。長年経口摂取していなかったこともあり、開口困難があり5か月に渡る毎日のリハビリで歯ブラシやスプーンが入る程度まで回復しこの日の検査を迎えました。
今回、食支援チームでは、胃瘻造設にて経管栄養中の利用者様が唾液でむせることはなく上手く飲み込んでおられることから、経口摂取が可能ではないかと考え嚥下内視鏡検査を実施しました。長年経口摂取していなかったこともあり、開口困難があり5か月に渡る毎日のリハビリで歯ブラシやスプーンが入る程度まで回復しこの日の検査を迎えました。
検査の結果、これから毎日、食材や姿勢を工夫しながら経口摂取をすることにし、3年ぶりにヨーグルトを口から食べました。
「ヨーグルトの匂いや味を久しぶりに感じた!」と利用者様の喜びの言葉を聞くことができ、より一層食事の支援を頑張ろうと決意いたしました。
「ヨーグルトの匂いや味を久しぶりに感じた!」と利用者様の喜びの言葉を聞くことができ、より一層食事の支援を頑張ろうと決意いたしました。
(2021/6/12)