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腰痛予防プロジェクト(YPJ)

プロジェクト概要

名称:腰痛予防プロジェクト
略称:YPJ
理念:利用者・職員双方に安心・安全・安楽な介護(介助)を提供する
目的:科学的手法による利用者のQOL向上、職員の負担軽減、及び、介護品質の向上
ミッション:①人間本位の介護(SPH)、②最先端の介護、③介護は肉体労働という世の中の見方を変える
開始日:2017年9月2日

腰痛予防プロジェクトは腰痛予防から始まり、現在はSPH(Safe Patient Handling)に基づく介助方法と福祉用具・介護ロボット・ICTを活用した総合的改善プロジェクトとなっています。職員にとって負担の少ない科学的な介護は、介護事故のリスクが減り、また、皮下出血等のリスクも手で行う介助より減りますので、利用者にとっても安心・安全・安楽な介助方法です。また、科学的手法による介助で、妊婦や高年齢者でも無理なく働けますし、利用者様と職員の直接接触の機会が減りますので感染症対策にもなります。
 
主な取り組み
  • 元森ノ宮医療大学教授、安全なケア研究所 上田喜敏所長を2ヵ月に1度、招聘し実地指導(コロナ期中はオンライン指導併用)
  • 抱え上げない介護(SPH、ノーリフティング)の実践
  • 福祉用具(介護リフト、スライディングシート、スライディングボード等)の導入
  • 介護ロボット(眠りSCAN、Hug、リショーネ等)の導入
  • ICT(インカム、iPad、サイボウズ等)の活用
  • 『腰痛予防通信』の発行
  • 社内試験によるスキルアップ
  • 介護福祉士養成校への出前講座
  • 福祉用具、介護ロボット開発の実証協力 等
 
実績
  • 富山県社会福祉協議会指定の腰痛予防対策推進福祉施設の指定
  • 令和元年度富山県がんばる介護事業所雇用環境部門県知事表彰の受賞
  • 令和2年度富山県がんばる介護事業所雇用環境部門県知事表彰の受賞
  • 令和3年度富山県がんばる介護事業所雇用環境部門県知事表彰の受賞
  • 令和元年度富山県介護ロボット普及促進モデル事業者の指定
  • 令和2年度富山県介護ロボット導入拡大支援事業者
  • 令和3年度富山県介護ロボット導入促進事業補助金事業者
  • 日本理学療法士協会「職場における腰痛予防宣言!参加施設」の認定(厚生労働省後援)
  • 令和2年度介護ロボット全国フォーラム実践報告(厚生労働省補助事業、テクノエイド協会)
  • 令和3年度がんばる介護職員応援事業イメージアップ動画及びTVCM撮影協力(富山県社会福祉協議会、視聴はこちら
  • 令和3年11月厚生労働省老健局からの七美ことぶき苑視察及び先進事例についてのヒアリング
  • 令和4年全国老人福祉施設協議会「介護ロボット・ICT事例事例」動画撮影撮影協力(令和4年6月頃公開予定)


安全なケア研究所 上田所長実地指導

2ヶ月に1度行っている上田所長の実地指導、コロナ時代を迎えオンライン研修も取り入れています。
(2021/3 に上田元教授が森ノ宮医療大学を定年退職され、安全なケア研究所を開設しました。)
現況報告の様子(眠りSCANの検証)
拠点間オンライン研修の様子(介護ロボットHugの使用方法)

安全なケア研究所 上田所長オンライン指導

コロナの状況により、オンライン指導で、腰痛予防プロジェクトを止める事なく、能力向上の時間を確保しています!

マルポスメジャーによる腰痛リスク測定

2021年3月23日及び24日に当法人の介護職員7名を無作為に選び、日本ケアリフトサービス株式会社が新しく開発した介護作業に支障を来たすことなく腰痛リスクを測定できるMalpos Major(マルポスメジャー)で前傾、ひねり姿勢の測定を行い下表のデータを得る事ができ、腰痛予防プロジェクトの成果が客観的に示されました。

腰痛予防対策を積極的に行っていない他の特養・老健の165人に対して測定した数値との比較を行った所、前傾、ひねり共に大幅に少ない事が分かりました。

2021年11月に更に6名の計測を行い、3月の7名のデータと合わせ、腰痛予防効果を可視化して腰痛予防の意識を更に醸成したことにより令和3年度がんばる介護事業所雇用環境部門県知事表彰を受賞しました。

※年齢も加味される為、腰痛リスクが高くなっている場合があります。
※Malpos Majorはこの機器がメジャーになって腰痛予防に役立って欲しいという思いが込められ、「計測する」のMeasureではなく、Majorと名付けられています。

高齢者住宅新聞(2022/2/23)掲載記事

「意識が変わったきっかけは浴室の脱衣所にリフトを設置したことだという。」について、パラマウントベッド株式会社ヘルスケア情報誌「けあ・ふる」Vol 100で詳しく紹介していただいており、下段に掲載しておりますので合わせてご参照ください。

出典元:高齢者住宅新聞 (2022/2/23)

けあ・ふる vol.100『成功する安全な介助(セーフティケア)導入法』

(注)記事中「複数の介助スタッフが必要だった介助を1人でできるようになった」とありますが、通常は安全を考慮し3名の利用者に対し2名のスタッフで介助を行っています。

出典元:パラマウントベッド株式会社ヘルスケア情報誌「けあ・ふる」Vol. 100号掲載記事 (2019/7)
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